国土交通省が2026年10月26日に公表した主要建設資材需給・価格動向調査(10月1〜5日現在)で、7資材13品目の価格判定はすべて「横ばい」だった。需給は13品目すべてが「均衡」、在庫も調査対象の8品目すべてが「普通」で、3つの判定が全品目でそろうのは9月調査に続き2か月連続になる。

品目別の価格動向

指数は各都道府県のモニター回答を1(下落)から5(上昇)で数値化し、全国平均をとったもの。3.5以上4.5未満が「やや上昇」、2.5以上3.5未満が「横ばい」の判定になる。

品目 9月調査 10月調査 前月差 判定
セメント(バラ物) 3.16 3.18 0.02 横ばい
生コンクリート(21N/mm2) 3.22 3.28 0.06 横ばい
骨材(砂) 3.26 3.27 0.01 横ばい
骨材(砂利) 3.26 3.26 0.00 横ばい
骨材(砕石) 3.23 3.25 0.02 横ばい
骨材(再生砕石) 3.15 3.17 0.02 横ばい
アスファルト合材(新材) 3.31 3.26 ▲0.05 横ばい
アスファルト合材(再生材) 3.32 3.27 ▲0.05 横ばい
異形棒鋼(SD295A D16) 3.31 3.26 ▲0.05 横ばい
H形鋼(広幅200×100×5.5×8mm) 3.46 3.46 0.00 横ばい
木材(製材) 3.27 3.27 0.00 横ばい
木材(型枠用合板) 3.33 3.23 ▲0.10 横ばい
石油(軽油1、2号) 3.19 3.27 0.08 横ばい

9月調査では価格指数が上がった品目はゼロだったが、10月はセメント、生コンクリート、骨材3品目(砂、砕石、再生砕石)、石油(軽油)の6品目で上がった。上げ幅が最も大きいのは軽油の0.08で、生コンクリートの0.06が続く。下げ幅が最も大きいのは木材(型枠用合板)の0.10。H形鋼は3.46で横ばい判定の上限近くにとどまり、都道府県別では47のうち21が「やや上昇」と答えている。

需給と在庫

需給の指数は3が「均衡」で、上に振れるほど品薄寄りになる。10月調査で3を上回ったのは木材(製材)の3.06だけで、9月の3.04から上がった。木材(型枠用合板)は9月の3.05から2.98へ下がり、3を下回った。鋼材は異形棒鋼が2.91、H形鋼が2.96。セメント2.94、生コンクリート2.98、骨材は2.92から2.99、アスファルト合材は2.81と2.86、軽油は2.99だった。

在庫を調べているのは骨材(砂、砂利、砕石、再生砕石)、異形棒鋼、H形鋼、木材(製材と型枠用合板)の8品目。指数は2が「普通」で、値が大きいほど品不足寄りになる。最も高いのは木材(製材)の2.09で、9月の2.08から上がった。骨材(砂)は2.01から2.06に上がり、木材(型枠用合板)は2.09から2.03、異形棒鋼は2.04から2.01、H形鋼は2.05から2.02へ下がった。

品目 9月調査 10月調査
骨材(砂) 2.01 2.06
骨材(砂利) 2.08 2.07
骨材(砕石) 2.00 2.02
骨材(再生砕石) 1.97 1.99
異形棒鋼 2.04 2.01
H形鋼 2.05 2.02
木材(製材) 2.08 2.09
木材(型枠用合板) 2.09 2.03

3か月先の見通し

調査では同じモニターに3か月先の価格も聞いている。価格が「やや上昇」と答えた都道府県の数を今回の現状と3か月先で比べると、次のとおり。

品目 現在 3か月先
セメント 2 10
生コンクリート 7 23
骨材(砂) 7 21
骨材(砂利) 5 14
骨材(砕石) 3 17
骨材(再生砕石) 1 7
アスファルト合材(新材) 7 25
アスファルト合材(再生材) 5 29
異形棒鋼 10 32
H形鋼 21 33
木材(製材) 9 13
木材(型枠用合板) 8 16
石油(軽油) 11 25

全13品目で3か月先を「やや上昇」と見る都道府県が現在より多い。H形鋼は33、異形棒鋼は32と、鋼材は都道府県の3分の2以上が3か月先の上昇を見込んでいる。

調査対象は7資材13品目で、各都道府県のモニターへの聞き取りを毎月実施している。回答者が2者以下の都道府県は集計から除いている。

確認先: 主要建設資材需給・価格動向調査(令和8年10月1〜5日現在)の結果。都道府県別、地域別の指数は同発表の別添にある。