国土交通省が2026年9月25日に公表した主要建設資材需給・価格動向調査(9月1〜5日現在)で、価格判定が7資材13品目すべて「横ばい」になった。8月調査で唯一「やや上昇」だったH形鋼も、指数が3.60から3.46へ下がり横ばいに転じている。
需給は13品目すべてが「均衡」、在庫も調査対象の8品目すべてが「普通」。価格・需給・在庫の3つの判定が全品目でそろう月になった。
品目別の価格動向
指数は各都道府県のモニター回答を1(下落)から5(上昇)で数値化し、全国平均をとったもの。3.5以上4.5未満が「やや上昇」、2.5以上3.5未満が「横ばい」の判定になる。
| 品目 | 8月調査 | 9月調査 | 前月差 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| セメント(バラ物) | 3.19 | 3.16 | ▲0.03 | 横ばい |
| 生コンクリート(21N/mm2) | 3.26 | 3.22 | ▲0.04 | 横ばい |
| 骨材(砂) | 3.27 | 3.26 | ▲0.01 | 横ばい |
| 骨材(砂利) | 3.26 | 3.26 | 0.00 | 横ばい |
| 骨材(砕石) | 3.28 | 3.23 | ▲0.05 | 横ばい |
| 骨材(再生砕石) | 3.19 | 3.15 | ▲0.04 | 横ばい |
| アスファルト合材(新材) | 3.35 | 3.31 | ▲0.04 | 横ばい |
| アスファルト合材(再生材) | 3.38 | 3.32 | ▲0.06 | 横ばい |
| 異形棒鋼(SD295A D16) | 3.46 | 3.31 | ▲0.15 | 横ばい |
| H形鋼(広幅200×100×5.5×8mm) | 3.60 | 3.46 | ▲0.14 | 横ばい |
| 木材(製材) | 3.33 | 3.27 | ▲0.06 | 横ばい |
| 木材(型枠用合板) | 3.46 | 3.33 | ▲0.13 | 横ばい |
| 石油(軽油1、2号) | 3.32 | 3.19 | ▲0.13 | 横ばい |
前月「やや上昇」だったH形鋼が横ばい側に落ち着き、13品目の判定が横ばいで一致した。下げ幅が最も大きいのは異形棒鋼の0.15ポイントで、H形鋼が0.14ポイント、木材(型枠用合板)と石油(軽油)がともに0.13ポイントで続く。前月より指数が上がった品目は価格ではゼロで、変わらなかった骨材(砂利)を除く11品目はすべて下落した。
需給と在庫
需給の指数は3が「均衡」で、上に振れるほど品薄寄りになる。9月調査で3以上に乗ったのは木材(製材)の3.04と木材(型枠用合板)の3.05の2品目で、いずれも8月の3.00・3.04からわずかに上がった。鋼材は異形棒鋼2.92、H形鋼2.92でどちらも3を下回る。骨材とセメント、生コンクリート、アスファルト合材は2.78から2.98の範囲に収まった。
在庫を調べているのは骨材(砂、砂利、砕石、再生砕石)、異形棒鋼、H形鋼、木材(製材と型枠用合板)の8品目。指数は2が「普通」で、値が大きいほど品不足寄りになる。最も高いのは木材(型枠用合板)の2.09で、8月の2.17から下がった。骨材(砂)も2.07から2.01、骨材(再生砕石)は2.02から1.97へ低下している。逆に異形棒鋼は2.01から2.04、H形鋼は2.02から2.05、木材(製材)は2.07から2.08へ上がった。
3か月先の見通し
調査では同じモニターに3か月先の価格も聞いている。「やや上昇」と答えた都道府県の数は、セメントが現在の2から16、生コンクリートが3から19、骨材(砂)が7から24へ増える。H形鋼は17から29、異形棒鋼は9から24、木材(型枠用合板)は11から21、石油(軽油)は4から21。現在の判定はすべて横ばいでも、3か月先を「やや上昇」と見る回答は各品目とも現在より多い。
調査対象は7資材13品目で、各都道府県のモニターへの聞き取りを毎月実施している。回答者が2者以下の都道府県は集計から除いている。
確認先: 主要建設資材需給・価格動向調査(令和8年9月1〜5日現在)の結果。都道府県別、地域別の指数は同発表の別添にある。



