国土交通省が2026年7月27日に公表した主要建設資材需給・価格動向調査(7月1〜5日現在)で、7資材13品目の需給がすべて「均衡」となった。在庫も全品目で「普通」。価格は5品目が「やや上昇」で、残る8品目は「横ばい」だった。
上昇と判定されたのは、アスファルト合材の新材と再生材、異形棒鋼(SD295A D16)、H形鋼(広幅200×100×5.5×8ミリ)、木材の型枠用合板。建築で使う鉄筋と鉄骨、型枠材が並ぶ一方、セメント、生コンクリート、骨材、木材の製材は横ばいのままになった。
品目別の価格動向
指数は各都道府県のモニター回答を1(下落)から5(上昇)で数値化し、全国平均をとったもの。3.5以上4.5未満が「やや上昇」、2.5以上3.5未満が「横ばい」の判定になる。
| 品目 | 6月調査 | 7月調査 | 前月差 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| セメント(バラ物) | 3.26 | 3.19 | ▲0.07 | 横ばい |
| 生コンクリート(21N/mm2) | 3.34 | 3.26 | ▲0.08 | 横ばい |
| 骨材(砂) | 3.40 | 3.30 | ▲0.10 | 横ばい |
| 骨材(砂利) | 3.38 | 3.32 | ▲0.06 | 横ばい |
| 骨材(砕石) | 3.37 | 3.30 | ▲0.07 | 横ばい |
| 骨材(再生砕石) | 3.28 | 3.20 | ▲0.08 | 横ばい |
| アスファルト合材(新材) | 3.86 | 3.51 | ▲0.35 | やや上昇 |
| アスファルト合材(再生材) | 3.86 | 3.54 | ▲0.32 | やや上昇 |
| 異形棒鋼(SD295A D16) | 3.82 | 3.60 | ▲0.22 | やや上昇 |
| H形鋼(広幅200×100×5.5×8mm) | 3.79 | 3.67 | ▲0.12 | やや上昇 |
| 木材(製材) | 3.40 | 3.31 | ▲0.09 | 横ばい |
| 木材(型枠用合板) | 3.69 | 3.58 | ▲0.11 | やや上昇 |
| 石油(軽油1、2号) | 3.50 | 3.36 | ▲0.14 | 横ばい |
13品目すべてで指数が前月を下回った。値が上がり続けている品目でも上げ幅の見方は6月より弱まっており、指数の低下幅が大きいのはアスファルト合材の新材(0.35ポイント)と再生材(0.32ポイント)、次いで異形棒鋼(0.22ポイント)。建築の主材では、H形鋼が0.12ポイント、型枠用合板が0.11ポイント下がった。
需給と在庫
需給の指数は3が「均衡」で、上に振れるほど品薄寄りになる。7月調査で最も高いのは木材(型枠用合板)の3.14で、6月の3.25から0.11ポイント緩んだ。異形棒鋼2.96、H形鋼2.98、木材(製材)2.97はいずれも3を下回り、全13品目が均衡の範囲に収まっている。
在庫を調べているのは骨材、異形棒鋼、H形鋼、木材(製材と型枠用合板)の8品目。指数は2が「普通」で、型枠用合板が2.44から2.22へ、製材が2.13から2.04へ下がった。品不足寄りだった木材の在庫感が普通の水準に近づいた形になる。
3か月先の見通し
調査は同じモニターに3か月先の予想も聞いている。7月調査で「横ばい」だったセメントは、3か月先を「やや上昇」と答えた都道府県が4から15へ、生コンクリートは7から22、骨材(砂)は12から25へ増えた。すでに「やや上昇」の異形棒鋼は34から39、H形鋼は34から40に増えている。
調査対象は7資材13品目で、各都道府県のモニターへの聞き取りを毎月実施している。回答者が2者以下の都道府県は集計から除いている。
確認先: 主要建設資材需給・価格動向調査(令和8年7月1〜5日現在)の結果。都道府県別、地域別の指数は同発表の別添にある。



