東京の一般構造用鋼管(STK400)が高値寄りの商状になっている。置き場・ベース(48.6×2.3)は21万〜21万3000円どころ。高炉2社をはじめとしたメーカーの強い売り腰を受け、流通各社は仕入れ値上昇分の価格転嫁に力を入れているが、実需は芳しくなく新値の浸透には時間がかかっている。一般構造用鋼管は足場や間仕切り下地など建築現場で使う汎用鋼管で、工務店・商社の仕入れ単価に直結する品目のひとつ。

受注は11カ月連続の前年超え

需要側の統計も強さを示す。経済産業省の統計によると、7月の普通鋼鋼材国内向け受注は前年同月比5.5%増の292万3000トンで、11カ月連続で前年実績を上回った。うち製造業向けは6.2%増の125万1000トンで、産業機械が約17%増加した。受注の増加が続く中、日刊鉄鋼新聞は高炉大手の下期追加値上げ幅を今後の焦点に挙げている。

東京製鉄は鋼板類を値上げ、条鋼類は据え置き

個別の値上げも今週確定した。東京製鉄は9月14日付で2026年10月契約分の鋼材販売価格表を公表し、ホットコイル・厚板・熱延鋼板などの鋼板類をトン2000〜3000円値上げした。鋼板類の値上げは全品種を値上げした7月契約分以来3カ月ぶり。一方、H形鋼や異形棒鋼などの条鋼類は9月契約分から価格を据え置いている。

木材はスギ柱材がウッドショック以来の高値

木材相場も動きが続く。日本木材総合情報センターの9月分調査では、栃木県の国産スギ柱材がウッドショック以来の高値になった。3メートル柱材は1万6,000円台半ば、4メートル中目材は1万4,000円台半ばで推移し、材不足を背景に引き合いが強い。合板は8月相場が7月と横ばいながらメーカーは値上げ姿勢を継続、構造用集成材は第3四半期契約が1立方メートルあたり265ユーロ前後で決着している。

確認先: 東京/一般構造用鋼管/高値寄り商状(日刊鉄鋼新聞)