東京の軽量C形鋼相場が強含んでいる。置き場・ベース(2・3×100×50×20)はカラーが19万〜19万3000円、めっきが21万5000〜7000円どころ。日刊鉄鋼新聞が9月3日付で報じた。

東鉄連(東京鉄鋼協会)の形鋼調査によると、7月の軽量C形鋼の販売総量は前月比11.6%減の1242トンに低下し、日当たりの出荷量でも減っている。一方で倉入れ入荷は1.9%減の1064トンにとどまり、月末在庫は1.5%減の2552トンに下がった。出荷量の減少幅より在庫の減少幅が小さいものの、入荷が絞られる形で在庫が積み上がりにくくなっており、荷動きそのものは上向いているとみられる。

軽量C形鋼は下地材・胴縁など、内装工事や乾式工法の下地に使う建材で、工務店の内装発注や商社の在庫判断に影響する品目のひとつ。

建材向け鋼材は今週、軽量C形鋼以外でも上伸が続いた。関東地区のH形鋼・一般形鋼相場は9月2日時点で5カ月ぶりに上伸し、トン当たり2000円高となった。高炉・電炉メーカーの建値引き上げに合わせ、複数の形鋼流通大手が9月からトン6000〜7000円の値上げを表明している。鋼材商社の阪和ダイサンも8月下旬から、H形鋼・一般形鋼の全サイズをトン当たり7000円以上値上げすると表明し、2025年12月からの累計値上げ幅は2万円に達した。

形鋼・軽量形鋼とも供給側の値上げ表明が先行する形で価格が上がっており、建材の仕入れ単価が当面下がる材料には乏しい状況が続いている。