日本製鉄が薄板を追加値上げする。9月29日までに決めた。国内店売り・リロール・パイプ・軽量形鋼向けの薄板全4品種を、10月引受分(11月出荷相当分)からトン当たり5000円引き上げる。今年に入って3度目で、累計は2万円に達する。

対象と値上げ幅

対象は熱延黒皮、熱延酸洗、冷延、めっきの4品種。店売りは鉄鋼流通を通じて市中に売る取引、リロールは薄板をさらに圧延して加工する事業者向けの取引を指す。

項目 内容
対象品種 熱延黒皮、熱延酸洗、冷延、めっき鋼板の全4品種
対象の取引 国内店売り、リロール、パイプ、軽量形鋼向け
値上げ幅 トン当たり5000円
適用時期 10月引受分(11月出荷相当分)から
年初からの累計 2万円(今年3度目)

値上げの理由

日本製鉄は理由に、中東情勢の悪化の長期化、中国の原料炭事故などで供給不安が広がった原料炭価格の高騰、以前から続く労務費と物流費の上昇を挙げた。コストが重なり、自助努力だけでは吸収が難しいと判断した。

同業の動き

神戸製鋼所も9月4日に、薄板を含む鋼材全品種を10月出荷分からトン5000円以上値上げすると発表している。内容は神戸製鋼、鋼材を10月出荷分から追加値上げにまとめた。

確認先: 日本製鉄、薄板5000円追加値上げ 全4品種 10月引き受けから(日刊産業新聞)