JFEスチールが2026年10月商談分から、鋼材の販売価格を追加で引き上げる。店売り・ひも付きの全品種が対象で、引き上げ幅はトン1万円。上期にすでに実施したトン1万5000円と合わせ、年間累計の値上げ幅はトン2万5000円になる。

全品種でトン1万円、年累計2万5000円

対象は店売り・ひも付きを問わず鋼材の全品種。10月の商談から適用し、12月までの完全浸透を目指すとしている。同社は上期にトン1万5000円の値上げをすでに実施しており、今回の下期分を合わせると年間の値上げ幅は累計トン2万5000円に達する。

値上げの理由

同社はバンカーオイル・合金・亜鉛など資材全般の物価高騰に加え、原料炭価格の上昇を理由に挙げている。これらのコスト増を販売価格に転嫁する必要があると判断した。生産面では粗鋼ベースでのフル生産を継続する方針で、取引先への対応については「今まで以上に丁寧に理解を得る」としている。

H形鋼などの条鋼類を含む鋼材は、住宅・非住宅を問わず構造材や下地材に使われ、価格改定は工務店・商社の仕入れ原価に直結する。今回の値上げは今年に入って2回目で、下期の商談を通じて浸透していく見通しだ。

確認先: 日刊鉄鋼新聞・日刊産業新聞