日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)が8月6日、家庭用エコキュートの新シリーズ「Yシリーズ」を2026年11月から順次発売すると発表した。全24機種でメーカー保証(無償)を5年にそろえる。部位ごとに1年から5年まで分かれていた従来の区分をやめた。

5年になる部位

従来の保証期間は部位で3段階に分かれていた。

部位 従来の保証期間
本体とリモコン(冷媒回路とタンクを除く) 1年
冷媒回路 3年
タンク(缶体) 5年

Yシリーズで5年になるのは、ヒートポンプユニット、貯湯ユニット(消耗部品を含む)、リモコン、無線LAN接続用アダプター、HEMS接続用アダプター。関連部品の一部は除く。

貯湯ユニットで無償保証に入る消耗部品は、減圧弁、逃し弁、混合弁、電磁弁、三方弁、パッキン類、循環ポンプ、水位センサ、給湯熱交換器の9点。給湯機の故障で交換頻度が高い弁類が、1年ではなく5年の側に移った。

有償の延長保証

既存の延長保証サービス「新・長期サポート保証」に加入すると、保証は最長10年になる。保証料は税込29,700円で、2026年11月時点のYシリーズの金額。日立GLSは変更の可能性があるとしている。

保証の中身も無償5年に合わせ、これまで対象外だった上の9点の消耗部品を新たに含めた。保証期間中は何度でも修理を受けられ、累積の修理保証額は購入製品相当額まで。

高硬度の水道水と井戸水に対応する[水道直圧給湯]フルオートの6機種(寒冷地仕様と耐塩害仕様を含む)は、以前からユーザー登録をした購入者について、5年分の延長保証料を日立GLSが負担している。

リモコンで選べる電気料金メニュー

契約番号を選ぶだけで沸き上げ時間帯の設定が済む電気料金メニューに、5社分を追加した。太陽光発電との併用などを条件に、昼間に沸き上げると安くなるメニューが対象になる。

電力会社 料金メニュー
北海道電力 エネとくスマートlifeプラン
中部電力ミライズ 昼とくプラン
四国電力 昼とくeプラン
中国電力 おひさまシフトコース
九州電力 おひさま昼トクプラン

2026年8月時点の一例で、表にない電力会社のメニューは手動で設定する。

設定と契約には条件が付く。Yシリーズは夜間蓄熱式機器にあたるため、「おひさまエコキュート」専用の電気料金メニューには加入できない。夜間蓄熱式機器の導入を条件とするメニューでリモコンの主沸き上げ時間帯を昼間にした場合、電気料金が高くなることや電力契約の変更が必要になることがある。省エネ計算では、エネルギー性能計算プログラム(住宅版)の給湯設備の「昼間沸上げ」の入力項目で「評価しない、または昼間沸上げ形ではない」を選ぶ。

機種構成

12タイプに各2型式で計24機種。

タイプ 型式
[水道直圧給湯]フルオート 標準タンク(高効率) BHP-FV46YD、BHP-FV37YD
[水道直圧給湯]フルオート 標準タンク BHP-F46YD、BHP-F37YD
[水道直圧給湯]フルオート 標準タンク(寒冷地仕様) BHP-F46YDK、BHP-F37YDK
[水道直圧給湯]フルオート 標準タンク(耐塩害仕様) BHP-F46YDE、BHP-F37YDE
フルオート 標準タンク(高効率) BHP-FN46YU、BHP-FN37YU
フルオート 標準タンク(FGタイプ) BHP-FG46YU、BHP-FG37YU
フルオート 標準タンク(寒冷地仕様) BHP-FG46YUK、BHP-FG37YUK
フルオート 標準タンク(耐塩害仕様) BHP-FG46YUE、BHP-FG37YUE
給湯専用(高効率) BHP-ZN46YU、BHP-ZN37YU
[水道直圧給湯]フルオート(高硬度水道水・井戸水対応)標準タンク BHP-FW46YD、BHP-FW37YD
[水道直圧給湯]フルオート(高硬度水道水・井戸水対応)標準タンク(寒冷地仕様) BHP-FW46YDK、BHP-FW37YDK
[水道直圧給湯]フルオート(高硬度水道水・井戸水対応)標準タンク(耐塩害仕様) BHP-FW46YDE、BHP-FW37YDE

型式末尾の46と37は貯湯容量の区分にあたる。現行のWシリーズでは460Lが4〜6人用、370Lが3〜5人用で、[水道直圧給湯]フルオート標準タンク(高効率)の年間給湯保温効率(JIS)は460Lが4.1、370Lが4.2。Yシリーズの希望小売価格と年間給湯保温効率は公表されていない。

確認先: 日立GLS ニューストピックス