今週の建材相場は、鋼材の原料側だけがまた下がった。電炉最大手の東京製鉄が8月4日適用と8月5日適用の2日続けて鉄スクラップの購入価格を引き下げ、上位グレードは全拠点が1トンあたり1,500円安になった。製品の販売価格は8月契約が据え置かれたままで、原料安はまだ建材鋼材の単価に届いていない。

鉄スクラップは2日で全拠点が1,500円安

東京製鉄は8月3日付の価格表(8月4日適用)で全拠点の電炉特Aを1トンあたり1,000円下げ、翌8月4日付(8月5日適用)でさらに500円下げた。7月30日適用と比べると下げ幅は全拠点そろって1,500円になる。前週は工場ごとに500円から1,500円まで幅が分かれていたが、今週は一律で動いた。

拠点 7月30日適用 8月4日適用 8月5日適用
田原工場 56,500円 55,500円 55,000円
名古屋サテライト 54,500円 53,500円 53,000円
岡山工場 54,000円 53,000円 52,500円
関西サテライト 53,500円 52,500円 52,000円
高松サテライト 54,000円 53,000円 52,500円
九州工場 54,000円 53,000円 52,500円
宇都宮工場 53,500円 52,500円 52,000円
東京湾岸サテライト 54,000円 53,000円 52,500円

いずれも電炉特Aの1トンあたり単価。下位のグレードも同じ幅で動き、田原工場の一級は53,000円から51,500円、級外は48,000円から46,500円になった。

製品の8月契約は据え置きが続く

製品側は動いていない。7月13日に公表された2026年8月の販売価格表では、H形鋼が中巾の148×100から294×200と広巾の100×100から350×350、細巾の150×75から500×200のいずれも1トン116,000円。異形棒鋼はD13からD25が93,000円、D10とD29・D32が94,000円。厚板は板厚9.0ミリから40.0ミリが108,000円、熱延鋼板は板厚2.3ミリから6.0ミリが105,000円になっている。

鉄スクラップは電炉の主原料なので、購入価格が下がれば次の契約以降の製品価格を下押しする材料になる。ただし東京製鉄は7月13日の公表時に、今後の価格転嫁を確実にするため全品種を据え置くとしていた。次の月の販売価格はまだ公表されていない。

木材は6月確報のまま

農林水産省の「木材価格」は、最新の確報が2026年6月分で7月分はまだ出ていない。6月の卸売価格は杉正角の乾燥材(10.5センチ角、長さ3.0メートル)が1立方メートルあたり77,900円、ひのき正角の乾燥材(同寸)が95,100円。杉は4月から3カ月続けて上げ、檜は5月から横ばいのままになっている。

確認先: 鋼材は東京製鉄の国内鉄スクラップ購入価格表販売価格表、木材は日本木材総合情報センターの木材価格・需給統計資料