コンピュータシステム研究所が、住宅営業システム「ALTA Revolution」のVer12を2026年7月15日にリリースした。生成AIを使ったパース作成と問い合わせ対応を追加し、Webブラウザで動くCADを別サービスとして10月に出す。建築確認申請をBIMデータで出す機能は、12月末のVer12.5に回る。
ALTAは、住宅のプランニングから簡易法規チェック、CGパース、積算・見積、製図、外皮計算、構造伏図の自動作成までを1本で扱うソフト。工務店・住宅会社の営業と設計が使う。今回の追加分は、いずれも本体に含まれず個別に価格が付く。
生成AIの2機能
1つは「AIパース」との連携。ファインが提供する建築特化型の生成AIツールで、Google Cloudの生成AI技術を使う。同社は、建築パース制作のノウハウを生成AIに反映させ、プロンプトへの依存を減らして生成を安定させたと説明している。ALTAで作った建物データを渡してパース画像を作る流れで、販売開始は2026年9月上旬の予定。ライトプランは月65枚の生成で月額9,000円(税別)。
もう1つはAIチャットボットで、ALTAの操作方法の問い合わせに答える。保守に加入しているユーザー向けのサービスだが、2026年9月末までは全ユーザーが試せる。
WebCADの新サービス「Hublink」
Hublinkは、ブラウザ上で間取りを検討し、構造チェックまで通せるCAD。ALTA本体とは別に販売し、開始は2026年10月の予定で年額60,000円(税別)。
CEDXMに対応し、他社CADで作ったデータを取り込める。CEDXM:木造住宅の意匠CADとプレカットCADの間でデータを受け渡すための業界標準形式で、XMLで記述する。プレカット工場へ渡す図面のやり取りで使われてきた形式のため、ALTA以外のCADを使う協力先とのデータ受け渡しがHublink経由でできる。
BIM確認申請への対応は12月末
Ver12.5では、IFCファイルの出力、設計図書のPDF変換、専用ビューアの提供を予定する。IFCは建物のBIMデータを異なるソフト間でやり取りするための標準形式で、確認申請をBIMデータで提出する運用で使う。実装予定は2026年12月末。
このほか、ALTAの操作スキルを測る「エキスパート検定」を設ける。筆記と実技、パースの評価で判定し、社内でどこまで使えているかを可視化する狙い。
提供時期と価格
| 機能・サービス | 提供時期 | 価格(税別) |
|---|---|---|
| AIパース連携(ライトプラン・月65枚) | 2026年9月上旬 販売開始予定 | 月額9,000円 |
| AIチャットボット | 2026年9月末まで全ユーザー試用、以降は保守加入者向け | リリースに記載なし |
| WebCAD「Hublink」 | 2026年10月 販売開始予定 | 年額60,000円 |
| BIM確認申請対応(Ver12.5) | 2026年12月末 予定 | リリースに記載なし |
| エキスパート検定 | リリースに記載なし | リリースに記載なし |
生成の品質や作業時間の短縮幅について、同社は具体的な数値を公表していない。



