日鉄テックスエンジがパーティクルボード事業をやめる。2026年7月30日の取締役会で撤退と廃業を決議し、翌31日に公表した。事業の終了は決議日から6カ月後を目途としている。

半年は操業を続け、代替先を紹介する

同社はプレスリリースで、取引先への影響を考えて半年を目途に操業を続けると書いている。その間に顧客の希望を踏まえ、代替となる他事業者の紹介など、移行が円滑に進むよう努めるとした。事業部門の従業員については、雇用の維持を前提に対応する。

撤退の理由は、近年の市場環境の変化や事業の収益性などを総合的に勘案した結果としている。今後は経営資源を他事業に集中させ、持続的な成長と企業価値の向上を図ると説明した。パーティクルボード事業の売上規模や生産量は公表していない。

供給がなくなる製品

同社のパーティクルボードは「テックスエンジファインボード」の名で出していた。原料は木質廃棄物で、主に建築の解体材を100%使うリサイクル製品。全製品がJIS基準値をクリアし、2019年10月に福岡県のリサイクル製品認定「ふくくる」を受けている。

用途 タイプ 厚さ
家具・木工類全般 Sタイプ、Uタイプ 12.0〜40.0ミリ
キッチン収納など住宅内装 SXタイプ、MEタイプ 12.0〜30.0ミリ
置床用建築材 Mタイプ、Pタイプ 12.0〜30.0ミリ

床や壁の建築材にも使われている。乾式二重床の置床用と、キッチン収納の基材で同社の板を指定している現場は、半年のうちに切り替え先が要る。代替先の紹介は同社の問い合わせ窓口が受ける。

確認先: 当社一部事業の終了のお知らせ(日鉄テックスエンジ)