窓の高断熱化が、省エネ基準の義務化を追い風に進んでいる。日本サッシ協会の調査では、国内の樹脂サッシ普及率は約39%(令和7年)。数年前の20%台から伸びた。熱を通しやすいアルミから、断熱性の高い樹脂サッシや複合サッシへの置き換えが、標準仕様として組み込まれてきた。
ただし地域差は依然として大きい。北海道では新築戸建てのほぼ100%、東北北部でも約7割が樹脂窓と、寒冷地ではすでに標準だ。一方で欧米や北欧は60%超とされ、国全体でみれば日本の高断熱窓の普及はこれからだ。
メーカーは高断熱を主力へ
YKK APは高断熱窓の比率を2024年度に9割へ引き上げる方針を掲げ、トリプルガラスの樹脂窓を断熱等級5・6・7に対応させて展開している。先進的窓リノベ事業などの補助金も、リフォーム側の需要を押し上げてきた。
発注の現場では、求められる断熱等級から逆算して窓を選ぶ流れが定着しつつある。価格と性能、納期のバランスをどう取るかで、提案の中身が変わってくる。



