建材や住宅設備を扱う専門商社のOCHIホールディングス(東証・福証スタンダード、3166)が6月24日の取締役会で、キョウワ(兵庫県豊岡市)の発行済株式すべてを取得し連結子会社とすることを決議した。関西地区での事業拡大が狙いで、株式譲渡の実行は7月24日を予定する。

キョウワはどんな会社か

キョウワは1945年12月に設立され、関西地区で木材の市売、建材、住宅設備機器の販売を手がける。所在地は兵庫県豊岡市江本、代表は田中幸典社長、資本金は90百万円。売上は直近3期で減少が続いており、2024年2月期の3,536百万円から2025年2月期3,363百万円、2026年2月期は3,071百万円になった。同期の経常利益は91百万円、当期純利益は61百万円だった。

決算期 売上高 経常利益 当期純利益
2024年2月期 3,536百万円 124百万円 64百万円
2025年2月期 3,363百万円 119百万円 73百万円
2026年2月期 3,071百万円 91百万円 61百万円

取得の枠組み

取得の相手先はキョウワの親会社であるK・woodGAホールディングス(兵庫県豊岡市、キョウワ株の99.71%を保有)で、残り0.29%を持つ株主1名にも株式等売渡請求の手続きが進んでいる。OCHIホールディングスはキョウワ株1,800,000株の全株(議決権比率100%)を取得する。取得価額はキョウワ普通株式が954百万円、アドバイザリー費用などの概算70百万円を合わせて概算1,024百万円になる。

項目 内容
取得株式数 1,800,000株(議決権比率100%)
取得価額 概算1,024百万円(株式954百万円+費用など70百万円)
取締役会決議・契約締結 2026年6月24日
株式譲渡実行日 2026年7月24日(予定)

本件がOCHIホールディングスの2027年3月期連結業績に与える影響は軽微だと同社は見込む。

今後の市場への影響

キョウワと取引してきた関西の工務店や小売にとって、仕入先の資本と販売網がOCHIグループに移る。OCHIホールディングスは建材や住宅設備を扱う専門商社で、各地の建材卸を友好的な買収でグループに加えて販路を広げてきた。関西で木材市売から建材、住設まで扱うキョウワがそこに加わることで、関西で木材から建材に至る流通の一角がOCHI傘下に入る。キョウワ自体は存続し、当面の取引窓口は変わらない。関西で建材を仕入れる側にとっては、調達先の資本再編がもう一段進む形になる。

確認先: 株式取得(子会社化)に関するお知らせ(OCHIホールディングス)