電炉メーカーの中部鋼鈑と王子製鉄が10月27日、11月契約分の販売価格の値上げをそれぞれ発表した。日刊産業新聞と日刊鉄鋼新聞がそろって報じた。
| メーカー | 品目 | 値上げ幅 | 対象 | これまでの累計 |
|---|---|---|---|---|
| 中部鋼鈑 | 厚板 | トン5000円 | 11月契約分(10月27日受注開始分)から | 昨年12月以降4回目で2万円 |
| 王子製鉄 | 平鋼・角鋼(異形平鋼を含む全サイズ) | トン3000円 | 11月契約分、ひも付き・店売りとも | 2025年10月契約分以降で1万9000円 |
中部鋼鈑の厚板
中部鋼鈑は今回で昨年12月以降4回目の値上げになる。前回は7月契約分のトン5000円で、累計は1万5000円だった。日刊鉄鋼新聞によると、データセンターや工場、物流倉庫などの建築向けと、半導体製造装置などの設備向けで国内の需要が堅調で、これまでの1万5000円の値上げもおおむね浸透したとしている。
王子製鉄の平鋼・角鋼
王子製鉄の値上げは7月契約分のトン3000円以来、4カ月ぶり。日刊鉄鋼新聞によると、諸コストの上昇を価格に転嫁するためで、今回の値上げでもコスト上昇分を転嫁しきれておらず、さらなる値上げを検討する。
厚板と平鋼は鉄骨造の部材や金物の材料に使う。鉄骨を外注している工務店では、11月以降の鉄骨工事の見積もりに反映される可能性がある。
確認先: 取引のある鉄骨加工業者・鋼材商社の11月の売り価格



