東京製鉄が9月14日付で2026年10月契約分の鋼材販売価格表を公表した。ホットコイル・厚板・熱延鋼板などの鋼板類をトン2000〜3000円引き上げる一方、H形鋼や異形棒鋼などの条鋼類は9月契約分の価格を据え置いた。

鋼板類はトン2000〜3000円の値上げ

9月契約分(8月18日付)と10月契約分(9月14日付)を比べると、鋼板類は品目ごとに2000円か3000円上がっている。単位は1トンあたりの円で、エキストラ(鋼種による加算)は含まない。

品目 サイズ 9月契約 10月契約 改定幅
ホットコイル 1.7≦t≦22.0mm 100,000円 103,000円 +3,000円
ホットコイル 1.5≦t<1.7mm 102,000円 105,000円 +3,000円
酸洗コイル 1.7≦t≦6.0mm 106,000円 109,000円 +3,000円
熱延鋼板 2.3≦t≦6.0mm 105,000円 108,000円 +3,000円
厚板 45mm 109,000円 111,000円 +2,000円
厚板 65・70・75mm 112,000円 114,000円 +2,000円

鋼板類の全品種値上げは7月契約分以来3カ月ぶり。8月・9月契約分は据え置きが続いていた。

H形鋼・異形棒鋼などの条鋼類は据え置き

一方、H形鋼・I形鋼・溝形鋼・角形鋼管・異形棒鋼・U形鋼矢板といった条鋼類は、単価・エキストラとも9月契約分から変わっていない。異形棒鋼はD10とD29・D32が94,000円、D13〜D25が93,000円で、いずれも8月契約分から3カ月同額が続く。

値上げと据え置きの理由

同社は市況情報で、鋼板類については国際的なエネルギー高騰でインフレが鮮明になり国際相場が切り上がっているうえ、メーカーのコストがさらに上昇する傾向にあるとし、採算回復のため値上げするとした。

条鋼類については、年末から来年にかけて大型物件が動き出し市場は動意付いているとしつつ、足元の着工は多少の回復はあるものの低いレベルで推移し、市中価格の上昇スピードがいまだ緩やかだと説明。為替動向も注視しながら市中の着実な上昇を見極めるため、今回は据え置きにしたとしている。

確認先: 東京製鐵 販売情報