東京商工リサーチ(TSR)の集計で、2026年1〜9月の建築リフォーム工事業の倒産は96件だった。前年同期の80件から20.0%増え、統計を取り始めた2002年以降の同期間で最多になる。このペースが続けば、年間では120件を超える。集計の対象は負債1,000万円以上の倒産。

1〜9月の推移

年 1〜9月の倒産件数
2002年(集計開始) 17件
2008年 67件
2012年 74件
2025年 80件
2026年 96件

原因と負債規模

原因は販売不振が67件(前年同期比19.6%増)で最も多く、赤字の累積が17件(同70.0%増)で続く。この2つで全体の約9割を占める。

負債額は1億円未満が78件(81.2%)、1億円以上5億円未満が18件(18.7%)。小規模な会社の倒産が中心で、1億円以上の倒産も18件出ている。

TSRは背景に、資材高、人手不足、値引き要求を挙げ、採算の合わない「利益なき工事」が収益を圧迫していると分析している。