帝国データバンクが10月8日に発表した2026年9月の全国企業倒産(負債1,000万円以上の法的整理)は800件だった。前年同月の909件から12.0%減り、4カ月ぶりに前年を下回った。負債総額は1,029億4,600万円で、前年同月(986億400万円)から4.4%増えた。1〜9月の累計は7,999件で、前年同期の7,619件を5.0%上回っている。

9月の建設業と建材関連の業種

建設業は145件で、前年同月の178件から18.5%減った。工事の種類別では、職別工事・総合工事ともに前年を下回っている。建材を作る側と売る側の業種は、どれも数件の規模だった。

業種 2026年9月 前年同月
建設業 145件 178件
うち職別工事業 68件 84件
うち総合工事業 41件 57件
うち設備工事業 36件 37件
木材・建築材料卸売業 4件 3件
窯業・土石製品製造業 3件 0件
木材・木製品製造業 1件 1件

9月の主な倒産には、兵庫県の屋根瓦製造販売、朝日窯業(負債10億9,000万円、破産)が入っている。

上半期は建設業1,071件 職別工事と建材卸が増加

2026年度上半期(4〜9月)の倒産は5,362件で、前年同期の5,146件から4.2%増え、上半期として2年連続で5,000件を超えた。建設業は1,071件(前年同期1,013件、5.7%増)で、帝国データバンクは4半期連続で1,000件を超えたとしている。

業種 2026年度上半期 前年同期
建設業 1,071件 1,013件
うち職別工事業 527件 465件
うち総合工事業 329件 334件
うち設備工事業 215件 214件
木材・建築材料卸売業 36件 30件
窯業・土石製品製造業 16件 6件
木材・木製品製造業 15件 16件

増えたのは内装工事や防水工事などの職別工事で、465件から527件になった。職別工事は工務店が工事を頼み、建材商社が資材を納める相手にあたる。木材・建築材料卸売業は36件で、前年同期の30件から6件増えた。帝国データバンクは、倒産は決算の集中や営業日数で月ごとに振れるため、単月での単純な比較には限界があるとしている。

物価高倒産と人手不足倒産も建設業が最多

上半期の「物価高倒産」は628件(前年同期488件)で、集計を始めた2018年度以降で最も多かった。業種別では建設業が176件で最も多く、職別工事は50件から75件に増えた。「人手不足倒産」は225件で、こちらも建設業が70件で最多だった。

確認先: 倒産集計 2026年9月報(帝国データバンク)