国土交通省が2026年7月27日に公表した建設労働需給調査(令和8年6月分)で、全国8職種の過不足率が1.0%の不足になった。5月の1.2%の不足から0.2ポイント、前年同月の1.1%の不足から0.1ポイント、いずれも不足幅が縮まっている。電工と配管工を除いた6職種計は0.5%の不足だった。

調査対象日は2026年6月10日から20日までの間の1日で、日曜と休日を除く。過不足率はプラスが不足、マイナスが過剰を表す。

職種別の過不足率

数字は原数値。前年同月差がプラスなら1年前より不足の方向へ動いたことになる。

職種 5月 6月 前年同月差
型わく工(土木) 2.9%の不足 0.3%の不足 ▲1.1ポイント
型わく工(建築) 0.2%の不足 2.1%の不足 3.4ポイント
左官 0.5%の不足 1.3%の不足 1.0ポイント
とび工 1.7%の不足 0.7%の不足 ▲2.9ポイント
鉄筋工(土木) 1.1%の不足 0.9%の不足 0.5ポイント
鉄筋工(建築) 2.0%の過剰 1.9%の過剰 ▲0.8ポイント
6職種計 0.8%の不足 0.5%の不足 ▲0.6ポイント
電工 2.2%の不足 0.5%の不足 ▲0.7ポイント
配管工 1.3%の不足 2.7%の不足 2.1ポイント
8職種計 1.2%の不足 1.0%の不足 ▲0.1ポイント

8職種計は縮んだが、内訳の動きは職種で割れている。1年前から不足の方向へ最も動いたのは型わく工(建築)で、1.3%の過剰から2.1%の不足へ3.4ポイント。次いで配管工が2.1ポイント、左官が1.0ポイント。逆にとび工は3.6%の不足から0.7%へ2.9ポイント縮み、型わく工(土木)も1.1ポイント縮んだ。

躯体まわりでは、建築の型枠が締まり、建築の鉄筋は1.9%の過剰が続く。仕上げ側では配管工の2.7%が8職種で最も大きい不足幅になった。

地域別(8職種計)は沖縄が均衡、北陸が過剰で、ほかの地域は不足。新規募集の過不足は、6職種計と8職種計のどちらも前年同月を下回る不足率になっている。

8月と9月の確保の見通し

8職種計の今後の労働者の確保に関する見通しは、8月分、9月分ともに「普通」。内訳は次のとおり。

見通し 回答の割合 前年同月比
8月「困難」と「やや困難」の合計 24.5% 0.4ポイントの減少
8月「やや容易」と「容易」の合計 6.3% 0.5ポイントの増加
9月「困難」 21.0% 0.7ポイントの減少
9月「容易」 10.5% 0.1ポイントの減少

8月分は「困難」「やや困難」「普通」「やや容易」「容易」「不明」の6択、9月分は「困難」「普通」「容易」「不明」の4択で聞いている。選択肢が違うため、8月分と9月分の数字を直接は比べられない。

確認先: 建設労働需給調査結果(令和8年6月分調査)。地域別の過不足率と手持現場の状況は同発表の資料にある。