キッチンや浴室、洗面化粧台を手がけるタカラスタンダードが10月9日、システム開発会社のシグマコンサルティング(東京都中央区)の全株式を2段階で取得して子会社にすると開示した。同日に株式譲渡契約を結んだ。東証の適時開示基準には当たらないが、有用な情報として任意で開示したという。

取得の日程と枠組み

譲渡人は個人株主の橋本圭一氏(シグマコンサルティング代表取締役社長)と向井宏佳氏の2人で、タカラスタンダードとの間に資本・人的・取引関係はない。取得価額は当事者間の合意で非公表。

段階 実行日 取得株式数 取得後の議決権比率
1段階目 2026年10月30日(予定) 393株 70.18%
2段階目 2031年7月(予定) 167株 100.00%

取得前の保有は0株。2027年3月期の通期連結業績への影響は軽微と同社は見込む。

取得の目的

タカラスタンダードは、国内のリフォーム事業の拡大には顧客接点のデジタル化による顧客基盤の強化が欠かせないとしている。シグマコンサルティングはクラウド技術を使い、新規事業やWebサービスを企画から運用まで手がける。強みは顧客データを使ったCRM(顧客管理)の設計と運用、UI/UX設計、デジタルマーケティング基盤の構築で、事業内容はMicrosoft Azureを使ったシステム開発、ECサービスとEC裏側の業務開発、CMS開発など。販売促進の高度化、顧客との継続的な関係づくり、業務効率化に生かす。

シグマコンサルティングの概要

2006年3月設立、資本金5百万円。子会社のCommerbleを含む単純合算の数値も開示されている。

決算期 売上高 営業利益 当期純利益
2024年2月期 320百万円 30百万円 23百万円
2025年2月期 349百万円 38百万円 28百万円
2026年2月期 417百万円 81百万円 58百万円

2026年2月期の純資産は490百万円、総資産は586百万円。Commerbleとの単純合算では売上高552百万円、営業利益124百万円、当期純利益89百万円になる(決算月が異なる両社の直近期を単純に足した値)。

確認先: シグマコンサルティング株式会社の株式取得に関するお知らせ(タカラスタンダード)