足場などの仮設機材を開発・製造・販売・レンタルするタカミヤ(東証スタンダード)が10月30日、旭化成ホームズが全株式を持つ中央ビルト工業(東京都中央区)を子会社にすると開示した。同日の取締役会で決め、旭化成ホームズと株式譲渡契約を結んだ。

取得の枠組みと日程

タカミヤは中央ビルト工業の全株式5株を取得し、持ち分は0%から100%になる。取得価額は相手方の意向で開示していない。

項目 日付
取締役会決議・株式譲渡契約の締結 2026年10月30日
株式譲渡の実行 2027年4月1日(予定)
タカミヤの連結子会社になる時期 2028年3月期第1四半期から(予定)

取得するのは住宅鉄骨の事業を切り離した後の中央ビルト工業になる。譲渡に先立ち、中央ビルト工業を分割会社、旭化成住工を承継会社とする吸収分割で、住宅鉄骨事業の権利と義務を旭化成住工へ移す。仮設機材と型枠の事業がタカミヤ側に移り、住宅鉄骨は旭化成グループに残る形になる。

中央ビルト工業の事業と業績

1951年3月設立、資本金100百万円。土木・建築用の仮設機材の製造・販売・賃貸と、省力化型枠工法の設計・施工、関連部材の製造・販売・賃貸を手がける。タカミヤとの間には営業上の取引がある。

決算期 売上高 営業利益 当期純利益
2024年3月期 10,088百万円 55百万円 △14百万円
2025年3月期 9,486百万円 230百万円 203百万円
2026年3月期 9,647百万円 191百万円 164百万円

上の数値は住宅鉄骨事業を含む会社全体のもの。住宅鉄骨事業を切り離した後の2026年3月期の想定額は、売上高2,532百万円、純資産2,888百万円と開示されている。

タカミヤの狙い

タカミヤは、仮設機材の供給・物流・製造をつなぐ「仮設プラットフォーム事業」の拡大を成長策に掲げる。足場の運用管理サービス「OPE-MANE」の機材供給拠点は、全国29か所の機材Baseに2027年春開設予定の2か所を加え、今後5年で50拠点にする計画を立てている。今回の取得で、九州2か所、中部1か所、関東2か所、関西1か所の計6か所の機材拠点が加わる。拠点配置と製造機能の見直し、資産効率の向上も見込む。連結業績への影響額は精査中としている。

確認先: 株式取得(子会社化)に関する株式譲渡契約締結のお知らせ(タカミヤ)