高性能空気清浄機「Airdog」を国内で売るエアドッグジャパンが、住宅設備に入る。住宅設備サプライヤーのエスエーエスと共同開発した「Airdogの家」は、換気・空気清浄・調湿を一体で自動制御する設備で、発売は2027年中の予定。コンセプトモデルを7月29日、東京ビッグサイトのリフォーム産業フェアで公開した。

今月の新製品

メーカー 製品 発売 価格(公表分) 要点
エアドッグジャパン/エスエーエス Airdogの家 2027年中(予定) 未公表 住宅の計画換気システムにAirdogの空気清浄・調湿機能を組み込み、換気・空気清浄・調湿を統合して自動制御する住宅設備。ビルダー3社の実験モデルハウスで稼働と性能検証を進める

計画換気に空気清浄と調湿を組み込む

「Airdogの家」は、住宅の計画換気システムにAirdogの空気清浄・調湿機能を組み込んだ住宅設備で、3つの機能を統合して自動で制御する。機器の構成や制御の方式は、7月29日のシンポジウムで発表するとしており、リリースには書かれていない。価格も公表していない。

Airdogの空気清浄機は、プラスとマイナスが引き合う力で粉じんを吸着するTPAフィルターを積む。強い電磁場で粉じんを帯電させる方式で、ナノレベルの微粒子を取るのと、目詰まりによる性能低下を抑えるのを狙う。米国FDAの認証を取り、全国15,000カ所以上の医療施設などに入っている。空気質指数(AQI)を本体のディスプレイに出す機能も持つ。

開発の理由は換気設備が設計どおりに効いていないこと

両社が挙げた背景は2つある。ひとつは高気密・高断熱化で室内の空気が動きにくくなり、夏の冷房と湿気によるエアコン・ダクト内のカビ、冬の過乾燥や換気不足による室内CO₂濃度の上昇といった、温度管理だけでは片づかない問題が出ていること。

もうひとつは、換気設備は多くの住宅に付いているのに、フィルターの目詰まりや交換不足で設計どおりの換気量が出ていない住宅が少なくないこと。空気をどう循環させ、清浄し、保ち続けるかは建築の技術だけでは扱いにくいとして、空気清浄の技術と建築を一体で組む形にした。

検証は愛知・沖縄・長野のビルダー3社

「Airdogの家 協業プロジェクト」には、マスターズ(愛知県小牧市)、アイムホーム(沖縄県北谷町)、サンプロ(長野県塩尻市)の3社が賛同し、各社の実験モデルハウスで稼働と性能検証を進める。気候の異なる3地域を選んだ形になる。

エスエーエスは、空気清浄・空調システムから高断熱・高気密工事、コンサルティングまでを住宅会社向けに扱い、「リカバリー住宅」を掲げている。工務店向けの窓口は「Airdogの家」協業プロジェクト事務局(エスエーエス内、TEL 050-3644-3944)。

確認先: エアドッグジャパン プレスリリース(2026年7月27日)