日鉄エンジニアリングが7月30日、座屈拘束材に集成材を使う耐震ブレース「木・鋼アンボンドブレース」の販売を始めた。軸力を負担する芯材の鋼材を、集成材で拘束する。

座屈拘束ブレース:柱と梁の骨組みに斜めに入れる部材のうち、圧縮を受けたときに芯材が横へ折れ曲がる(座屈する)のを外側の拘束材で押さえ、引張でも圧縮でも同じように力を負担させるもの。

仕様と評価

項目 内容
軸力 1000kN、1500kN、2000kNの3種類
集成材の長さ 最大7mまで
樹種 スギ、カラマツ、ヒノキなど
構造性能評価 種別BA(日本ERIによる第三者評価)
価格 未公表

種別BA:保有水平耐力の計算で筋かいを分ける部材種別のうち、最上位の区分。

樹種が選べるため、建設地で調達しやすい材に合わせられる。集成材を現し(あらわし)で見せる納まりにすれば、耐震部材がそのまま内装の見える部分になる。

従来のアンボンドブレースとの違い

従来のアンボンドブレースは、芯材の鋼材を鋼管とモルタルで拘束し、その間に緩衝材(アンボンド材)を挟む構成だった。木・鋼アンボンドブレースは、この拘束材を集成材に置き換えている。日鉄エンジニアリングは、大地震のような大きな繰り返し荷重に対しても安定した履歴特性を示し、拘束材に集成材を使うぶんCO2の排出削減にもつながるとしている。削減量は示していない。