TOTOが2025年12月に出した2025年度廃番予定品のリストが、2026年4月1日で実施日を迎えた。洗場付浴槽の4サイズはその日で廃番になり、便座とタイル建材の一部は在庫がなくなり次第の扱いに移っている。改修や追加工事で旧品番の指定が残りやすいものが並ぶため、既存図面から拾って発注する前に代替の有無を確かめる対象になる。

廃番・供給終了

メーカー 対象 実施 代替・後継
TOTO 洗場付浴槽 1200/1150/1000/800サイズ(PA30、PA20、PA22、PA24 の #NW1) 2026-04-01 廃番 記載なし
TOTO ウォシュレットUD レギュラーサイズ(TCF570 R/L S #NW1/#SC1) 2026-04-01 以降在庫限り 代替品番 TCF5210R#NW1/#SC1。おすすめ品番 TCF5013、TCF5023
TOTO グリップフロアB HNシリーズ(AP15、AP20 の #HN10N と #HN1N) 2026-04-01 以降在庫限り おすすめ品番 AP15#HN3N、AP15#HN21N、AP20#HN3N、AP20#HN21N
タカラスタンダード 住宅用トイレ「ティモニ」全シリーズ 2026-03末 記載なし。修理対応と部品供給は継続
LIXIL プレミエス門扉(電気錠付のタッチ&ノータッチキー門扉とアルミ形材門扉) 2025-04-30 後継商品が発売されると案内
LIXIL 出窓カウンター(インテリア建材の造作材) 2025-09 記載なし
ニチハ 耐震改修面材「あんしん かべ強化」(面材DL9R1、面材DM9R1、補強用鋼板FA6000) 2024-11 生産終了 耐力面材「あんしん」は販売を継続

TOTOの4サイズの洗場付浴槽には代替品番もおすすめ品番も載っていない。同じリストには、ネオマーブバスの#MLNムーンライムN、ニューグライトバスFの#CG2、#EG1、#RG1、ポリバス(大形バス)のPYW1602とPYW2102も2026年4月1日廃番として並ぶ。ネオマーブバスは#MLNだけの廃番で、ニューグライトバスの#NG1ミストホワイトは引き続き選べるとTOTOは注記している。

ニチハの「あんしん かべ強化」は2024年11月に生産を終え、12月以降は在庫限りで販売を終えた。対象は面材のDL9R1(9×910×3030mm)とDM9R1(9×1000×3030mm)、高倍率仕様の補強用鋼板FA6000(0.35×30×830mm)の3品番。名前の似た耐力面材「あんしん」は販売が続くため、耐震改修の設計図書に「あんしん かべ強化」の品番が残っている案件では、どちらを指しているかの確認が要る。

タカラスタンダードの「ティモニ」は2008年から販売してきた住宅用トイレで、社内のリソース配分の見直しを理由に2026年3月末で販売を終えた。修理対応と部品の供給はこれまで通り続く。OEM元のジャニス工業からは今後、洗面化粧台向けの陶器部材などの供給を受けるとタカラスタンダードは説明している。

LIXILのプレミエス門扉は2008年4月の発売から17年で終了した。終了日は2025年4月30日で、タッチ&ノータッチキーの電気錠付タイプとアルミ形材の門扉の両方が対象になる。LIXILの案内では代替欄が「後継商品が発売されます」となっており、同じ案内で開き門扉AAと開き門扉ABのエントリーシステム仕様は2025年3月31日終了とされている。出窓カウンターは1992年2月の発売で、2012年10月に現行仕様へ切り替えたあと2025年9月に販売を終えた。

なお、LIXILの販売終了商品一覧には玄関ドアXEも2025年3月終了として載るが、これは2023年モデルの終了で、2025年4月から2025年モデルが発売されている。商品そのものの廃番ではない。

今月の新製品

メーカー 製品 発売・受注 価格(公表分) 要点
ウッドワン 室内建具「ドレタス」アウトセット枠(収納建具) 2026-07-01 受注開始 収納両開き戸1連 117,800円/SETから(税別、施工費別) 扉の内側に枠が付き、表から枠が見えず壁面とフラットに納まる。収納開き戸を2連と3連まで設定できる
パナソニック エレクトリックワークス リニューアルダウンライト 2026-06-01 未公表 1台で3種類の埋込穴径に対応。既設の跡を隠す幅広枠でリニューアルプレートが要らない
サン・福介家 次世代断熱パネル「SDパネル」床用 2026-07 未公表 木枠の周囲にも断熱材を貼り、歩行時のきしみ音を抑えた床断熱用パネル。断熱材の端材を100%再利用

ウッドワンのアウトセット枠は、4月1日に受注を始めた下地枠に続くドレタスシリーズの追加分になる。従来の収納両開き戸は1セットしか付けられなかったが、アウトセットタイプでは2連と3連まで設定でき、壁面収納を壁と同じ面で納められる。設計価格は下地枠のシングルドアがパネルデザインで188,600円/SETから、ガラスデザインで219,500円/SETから、アウトセット枠の収納両開き戸1連が117,800円/SETから(いずれも税別、施工費別)。巾木S型と併用すると枠との取り合いで現場の突き付けやトメ加工の調整が減るとしている。

パナソニック エレクトリックワークスのリニューアルダウンライトは、回転式の取付バネで、Mタイプが100mm、125mm、150mm、Lタイプが150mm、175mm、200mmの埋込穴に1台で入る。本体16品番と適合電源ユニット14品番の構成で、既設器具の跡を幅広枠で隠すためリニューアルプレートを使わずに済む。無線調光の「ウィズリモ2」に対応し、設置後に送信器だけで明るさを設定できる。初期照度補正機能で電力を約7.5%減らせるとしている。2027年末に一般照明用蛍光ランプの製造と輸出入が禁止されるのに合わせた更新需要向けの品ぞろえになる。

サン・福介家(千葉県八千代市)の床用SDパネルは、木枠で断熱材の端材を囲う構造をそのまま床に使うと木材同士が擦れてきしみ音が出る問題に対し、木枠の周囲にも断熱材を貼って直接の接触を避けた。壁用と桁用と同じく国内で出る断熱材の端材を100%再利用しており、原料が国際情勢に左右されにくいと同社は説明している。省エネ基準に適合するとしているが、熱伝導率や厚みなどの数値と価格は公表していない。

確認先: 各メーカーの公式告知(本文の出典リンク)。