国土交通省の「優良木造建築物等整備推進事業」評価事務局は2026年9月10日、令和8年度第2回募集(普及枠)を始めた。応募期間は9月10日から10月16日17時必着で、採択時期の目安は11月下旬。今回の募集は普及枠のみで、先導枠は含まない。
対象になる建物
主要構造部に木材・木質材料を使う建築物が対象。共同住宅・事務所は地階を除く階数4以上または延べ面積3,000㎡超、それ以外の非住宅は地階を除く階数3以上で、建築基準法上耐火構造か準耐火構造が求められる規模に限る。用途は劇場、病院、学校、百貨店、事務所など不特定多数が使う施設に絞られる。
新築は住宅部分でZEH水準、非住宅部分でZEB水準の省エネ性能を満たす必要がある。CASBEEのSランクまたは同等の第三者評価を取得すれば、この省エネ要件は満たさなくてよい。延べ面積2,000㎡以上の新築は、資材製造から解体までのCO2を評価するライフサイクルカーボン評価の実施と報告も条件になる。
土砂災害特別警戒区域や地すべり防止区域などに立地する住宅は、対象から外れる。
補助額
補助上限額は1件2億円。調査設計計画費は木造化にかかる費用の2分の1以内で国土交通省が認める額、建設工事費は木造化した場合としない場合の差額(掛増し費用相当額)の3分の1以内を補助する。掛増し費用相当額の算定が難しい場合は、建設工事費全体の7%以内とする「全体計算方式」も選べる。
基本設計や確認申請、工事監理などの費用は木造化による掛増しがないとみなされ、補助対象に含まれない。解体費や外構工事費、家具・調度品の購入費も対象外。
申請者と手続き
提案者・補助を受ける者は原則として当該建築物の建築主。共同応募や、建築主と代理契約を結んだ者による手続きも認められる。過去3年以内に住宅局所管事業の補助金で交付決定を取り消された者、暴力団または暴力団員と関係のある者は応募できない。
応募書類は評価事務局(一般社団法人 木を活かす建築推進協議会内)に提出する。問い合わせは電話(03-6262-8220、平日10時〜17時)またはメールで受け付ける。
同事業は令和8年度、4月15日開始の第1回募集ですでに先導枠・普及枠の採択事業を発表している。今回の第2回募集は普及枠のみで、先導枠の採択は別途発表するとしている。
確認先: 中大規模木造建築物の普及に資するプロジェクトを支援します!(国土交通省) / 優良木造建築物等整備推進事業 募集要領(評価事務局)



