サイプレス・スナダヤ(大林組グループ、愛媛県)と中部電力の合弁会社、釧路ウッドプロダクツ(北海道釧路市)が9月4日、建設中の製材工場で地鎮祭を開いた。釧路市や釧路総合振興局、地元林業関係団体、施工を担う村井建設などの代表ら約50人が出席し、来賓として伊東良孝衆院議員、鈴木貴子衆院議員(代理)、鈴木宗男参院議員(代理)が祝辞を述べた。
建設地は釧路市大楽毛で、敷地面積は約6.7ヘクタール。欧州製の製材機械や木材人工乾燥装置を備え、北海道産のトドマツを主原料にラミナ(集成材の部材)とディメンションランバー(2×4材)を製造する。国内最大級の製材工場と位置づけられている。
原木消費量は段階的に増やす計画で、操業1年目が約10万立方メートル、2年目が約20万立方メートル、3年目は約36万立方メートル。3年目の売上高は約80億円を見込み、従業員は同時点で40〜50人の体制を想定する。商業生産の開始は2028年4月の予定。
釧路ウッドプロダクツは2024年11月26日設立で、出資比率はサイプレス・スナダヤが80%、中部電力が20%。当初は集成材(CLT)工場の併設も検討していたが、事業性を精査した結果、ラミナとディメンションランバーの製造に絞る計画に見直した経緯がある。
国産針葉樹材を使う大型の製材拠点が2028年に稼働すれば、道産トドマツの供給網や構造材の調達先の選択肢が広がる。工務店・建材商社にとっては、稼働開始後の取扱商品・販売網の確定状況が次の確認点になる。



