住友林業(東京都千代田区、社長・光吉敏郎氏)は9月7日、建材流通業者向けのクラウド見積ソフト「JUCORE(ジュコア)見積」に「取引先連携機能」を追加した。メーカー、建材流通店、工務店・ビルダーの4者が同じプラットフォーム上で見積のやり取りをできるようにする機能で、見積業務の紙とPDF頼みをなくす狙い。

転記をなくす仕組み

これまでの見積業務は、見積書をPDFや紙で受け渡し、受け取った側が自社のシステムへ改めて入力する二度手間が発生していた。転記のたびに写し間違いも起きやすかった。新機能では、物件ごとに見積の依頼から回答までを同一プラットフォーム上でやり取りし、入力した見積情報がそのまま依頼側・受領側の双方に反映される。

案件の進捗もシステム上でリアルタイムに確認でき、メールや電話での個別確認が要らなくなる。期限を過ぎた案件は自動で表示され、見落としを防ぐ。図面や写真、商品資料といった関連資料も、見積案件ごとにクラウド上でまとめて管理でき、アップロードしたファイルはウイルススキャンにかかる。

3年間の運用で出た要望に対応

「JUCORE見積」は2023年9月、建材流通業者向けに提供が始まった。物件情報や見積内容、受注見込み、予算実績のデータを一元管理できるのが特徴。運用から3年が経ち、見積データの管理や見積作成にかかる手間について、利用する事業者から改善を求める声が寄せられていた。取引先連携機能は、この声に応える形で追加された。

確認先: 「JUCORE(ジュコア)見積」にメーカー・建材流通店・工務店・ビルダーをつなぐ「取引先連携機能」を追加(住友林業公式リリース)