合板や建材の卸を手がけるJKホールディングスが、旭機材(静岡県静岡市清水区)の発行済株式すべてを取得する契約を結んだ。9月28日に開示した。契約締結は9月11日。旭機材は11月1日付でJKホールディングスの連結子会社になる予定で、同社は静岡エリアのグループ基盤が広がるとしている。

旭機材はどんな会社か

旭機材は1977年6月の設立で、静岡市を中心に、くさび式足場の施工、仮設足場機材と環境部材のレンタル・販売を手がける。代表は炭田秀人、資本金は1,000万円、従業員は36名。建材の卸ではなく、足場を組む工事とその機材のリースが本業になる。

売上高は3期連続で減っていて、2026年5月期は7億170万円だった。営業利益は3期前の約半分になっている。

決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2024年5月期 778百万円 67百万円 72百万円 50百万円
2025年5月期 741百万円 45百万円 53百万円 40百万円
2026年5月期 701百万円 35百万円 40百万円 27百万円

取得の枠組み

取得の相手先は炭田秀人ほか2名で、JKホールディングスの旭機材株の保有は0株から7,600株(議決権比率100%)になる。開示によると、両者の間に資本関係、人的関係、取引関係はない。取得価額は非公表で、JKホールディングスは「適切なデューデリジェンスを実施しており、公正妥当と考えられる金額」で取得するとしている。

項目 内容
取得株式数 7,600株(議決権比率100%、異動前は0株)
取得価額 非公表
契約締結日 2026年9月11日
子会社化 2026年11月1日(予定)

連結業績への影響は軽微と同社は見込んでいる。修正の必要が生じた場合は改めて公表するとしている。

卸が拠点を買い足す動き

JKホールディングスは合板の製造販売、木材の加工販売に加え、合板、合板二次製品、建材、住宅機器などの卸売を手がける。中期経営計画「Value Proposition27」では「M&Aを通じた拠点整備による基盤事業の強化」を重点施策に置き、今回の取得もこの延長にある。

子会社化の開示は、2月の荒木建材店、4月の調布ハウジング、8月の本橋木材に続く4件目になる。8月の本橋木材は多摩の木材・建材の加工販売会社だったが、今回は静岡の仮設足場会社で、建材を仕入れる先ではなく工事現場に足場を提供する側が加わる。子会社化後の商号や取引条件は公表されていない。

確認先: 旭機材株式会社の取得(子会社化)に関するお知らせ(JKホールディングス)