袋入りグラスウールの24K品で、標準の熱伝導率が0.035から0.034W/(m・K)に下がる。マグ・イゾベールが「イゾベール・スタンダード」に「λ34」を加え、従来の「λ35」を2026年秋に生産終了する予定で、充填断熱の仕様書と見積の下敷きが入れ替わる。

イゾベール・スタンダード、24K品はλ34に一本化

λ34は密度24kg/m3で、従来のλ35と同じ密度のまま熱伝導率だけを0.034W/(m・K)に下げた。結合剤は植物由来のものを引き続き使う。同社は密度を下げずに性能を上げた理由として、現場での扱いやすさと施工品質の確保を挙げている。

λ35の生産終了に伴い、イゾベール・スタンダードは16K品の「λ38」と24K品の「λ34」の2本立てになる。24K品を標準採用している工務店は、品番と熱伝導率を差し替えることになる。

発売は10月。同社が2月12日に出した発表では2026年6月の発売としていたが、日刊木材新聞(9月28日付)は10月の投入と報じている。

価格は、厚さ105mm・幅390mm・長さ2740mm品の設計価格が1万5800円/坪(ハウジング・トリビューンVol.720掲載)。断熱性能の高い開口部や付加断熱と組み合わせれば、断熱等級6やGX志向型住宅水準の外皮仕様にも使える。

同社が20代から60代の613人に行ったインターネット調査では、7割以上が住宅の断熱材として植物由来の結合剤を使ったグラスウールを使いたいと答えている。

三協アルミ、リヴェルノに単色グレーの新レーベル

三協立山・三協アルミ社は9月1日、インテリア建材「LiVERNO(リヴェルノ)」のセレクトに新レーベル「ニュアンス」を新設した。色は淡いグレーの「カームグレー」と、黄みを帯びた濃いグレーの「アースグレージュ」の2色で、柄と質感を抑えた面材になる。

ニュアンスで用意されるアイテムは室内ドアと室内引戸、クローゼット(折戸、開き戸、引戸)、玄関収納の扉。ナチュラルとヴィンテージの既存2レーベルと同じく、レーベルごとに5デザインをそろえる。本体はフラッシュ構造と框組構造で、いずれも樹脂化粧シートとMDFに防湿シートを組み合わせる。

床材「Sフロア」には新色3色が入った。低彩度のホワイト系木目「スモーキーエルム」がエクストラに、大理石のライムストーンを写した「ウォームライム」と、方向性のある石目を写した「アッシュセルべ」がマテリアルに加わる。

商品 追加された色柄 代表品の仕様 価格
LiVERNO セレクト ニュアンス カームグレー、アースグレージュ 片開きドア(錠無し)type 3D、W780×H2027mm 155,200円
Sフロア(1坪タイプ・6枚入り) スモーキーエルム、ウォームライム、アッシュセルべ W1818×H303×D12mm 36,300円/セット
Sフロア(0.5坪タイプ・3枚入り) 同上 W1818×H303×D12mm 19,600円/セット

価格には消費税と搬入費、組立費、取付費を含まない。Sフロアの材質は樹脂化粧シートとMDF、環境配慮型合板の組み合わせ。

イタリア製の改質アスファルトルーフィングがJIO登録

一般社団法人いい屋根屋社中が、イタリアのテゴラ社製の改質アスファルトルーフィング「Tegola Canadese STARTBAR P」の提供を始めた。JIO(日本住宅保証検査機構)のデータベースに登録され、新築や公共物件を含む屋根工事で使えるようになったとしている。建築確認と瑕疵保険審査の書類には「屋根下葺材:改質アスファルトルーフィング(アスファルトルーフィング940同等以上、商品名:Tegola Canadese STARTBAR P)」と書く形になる。

1巻は30m×1mで働き寸法27平方メートル、重さは13.5kg。同法人は日本の一般的な改質アスファルトルーフィングと比べて約半分の重さだとしている。1巻あたりの施工面積が広いため、荷揚げと屋根上での持ち替えの回数が減る。発注は1本から受ける。

基材はポリエステル不織布で、SBS系のエラストマー改質アスファルトをコーティングし、表面をポリプロピレン不織布で保護する。EUの建築製品規則(EN 13859-1)に適合しており、低温柔軟性の試験温度はEU規格が−15℃、JISの極寒冷地向けII類が−20℃で、この項目だけJISのほうが厳しい。

釘穴からの止水は国内で追加試験をしている。建材試験センターで日本防水材料協会規格(ARK 04S-04:2018)に準拠した釘穴シーリング性試験(第26A1535号)を実施し、リング釘(φ3.2mm×32mm)とステープル釘(1010J)のいずれの試験体でも漏水なしだった。

調達ルートも公表された。同法人は、国内のアスファルト系屋根資材が原料の大部分を中東からの原油に依存していて、ホルムズ海峡の封鎖懸念がメーカーの出荷制限に直結すると説明している。中東を通らない経路として、テゴラ社のロシア工場から鉄道でロシアから韓国へ、海上輸送で韓国から日本へ運ぶルートを確立したとしている。

廃番・供給終了

マグ・イゾベールの「イゾベール・スタンダード λ35」が2026年秋に生産終了の予定。24K品の代替はλ34で、密度は24kg/m3のまま、熱伝導率が0.035から0.034W/(m・K)に変わる。16K品のλ38は継続する。

確認先: マグ・イゾベール、三協アルミ、いい屋根屋社中の各告知。