フクビ化学工業が9月7日、アクリル人工大理石「ケンジュール」とアクリル化粧材「ハーフクリア」の製造・販売を9月末で終えると告知した。受注は7月末で止まっている。同じ9月7日、アイジー工業も金属サイディング3商品の4色を12月末で販売終了すると告知した。

廃番・供給終了

メーカー 対象 終了時期 代替品
フクビ化学工業 アクリル人工大理石「ケンジュール」、アクリル化粧材「ハーフクリア」 製造・販売は2026年9月末日(受注は2026年7月末日で終了済み、アフターサービスは2027年3月末日まで) 案内なし
アイジー工業 アイジーサイディング SP-ガルスパン(カスタードイエロー、シャンパンメタリック)、SP-ヘアリナ(シャンパンメタリック)、NP-シャドーライン(メルティショコラ) 2026年12月末日。材料がなくなった時点で受注終了 2027年春に新商品や新色を予定

フクビ化学、42年のアクリル人工大理石を畳む

終了するのはアクリル人工大理石のケンジュールと、アクリル化粧材のハーフクリア。フクビ化学工業は42年にわたり、アクリル人工大理石の原板の製造から加工、販売まで一貫して手がけてきた。

理由として挙げているのは2つ。主要な仕入先がアクリル樹脂事業から撤退したことと、経営基盤の強化と成長戦略のために重点事業へ資源を集めることになったこと。

期日は3段階に分かれる。

段階 期日
受注停止 2026年7月末日(終了済み)
製造・販売終了 2026年9月末日
アフターサービス終了 2027年3月末日

受注はすでに止まっているため、新規の物件でケンジュールを指定する道は残っていない。ケンジュールの特設サイトも7月末で閉じており、問い合わせ先はフクビ化学工業の営業担当か、同社が用意したWEBフォームになる。

公式の製品分類では、ケンジュールは内装建材の化粧材に入る。同社のよくある質問では、加熱した鍋を置くときに鍋敷きを使うこと、合板と接着するときは一液型変成シリコーン系接着剤を使うことを案内しており、カウンター天板としての使い方を前提にしている。

代替品の案内は出ていない。すでに納めた物件の補修や追加は、アフターサービスが切れる2027年3月末日までに片づける必要がある。

アイジー工業、金属サイディング4色を12月末で終了

アイジー工業が落とすのは商品そのものではなく色。対象は3商品の4色で、いずれも2026年12月末日で販売を終える。

商品名 色名 色コード 参考設計価格(税抜・標準品)
SP-ガルスパン カスタードイエロー SPJ1-355 36,290円/坪、10,980円/㎡
SP-ガルスパン シャンパンメタリック SPJ1-393 36,290円/坪、10,980円/㎡
SP-ヘアリナ シャンパンメタリック SPI5-393 30,050円/坪、9,090円/㎡
NP-シャドーライン メルティショコラ NPS1-332 30,050円/坪、9,090円/㎡

価格は本体のみで、部材や取り付け工事費は含まない。

シャンパンメタリックはSP-ガルスパンとSP-ヘアリナの両方から消える。3商品とも厚さ15mmの金属サイディングで、働き幅はSP-ガルスパンが396mm、SP-ヘアリナとNP-シャドーラインが385mm。張り方向はいずれもたて張りとよこ張りの両方に対応する。

販売終了日を待たずに材料がなくなった場合は、その時点で受注を終える。年内引き渡しの物件で対象色を使う予定があるなら、材料の残りを営業所か担当営業に確かめておく段取りになる。

アイジー工業は、終了する色に代わる新商品や新色を2027年春に売り出す予定で、詳細は決まり次第案内するとしている。NP-シャドーラインは2026年3月1日にも新色を2色足しており、色の入れ替えが続いている。

確認先: フクビ化学工業 ケンジュール・ハーフクリアの製造・販売終了についてのお知らせ、アイジー工業 アイジーサイディング販売終了商品のご案内