阪和興業が関西の形鋼流通を担う連結子会社3社を統合する。9月4日、ダイサン(大阪市西区)を存続会社に、三栄金属(大阪市中央区)とダイサン物流を吸収合併し、2027年4月1日付で商号を「阪和三栄ダイサン」に変更すると発表した。
合併の内容
ダイサンと三栄金属はいずれも一般鋼材・鉄鋼建材製品の販売を手がける関西の形鋼流通在庫特約店で、ダイサン物流は貨物の運搬・保管・荷役を担う。ダイサンは阪和興業が100%出資、三栄金属は阪和興業97%・廣内スチール(阪和興業子会社)3%の出資構成。合併後の阪和三栄ダイサンは大阪本社に名古屋営業所・広島営業所を置く体制になる。
| 区分 | 会社名 | 事業内容 |
|---|---|---|
| 存続会社 | ダイサン | 一般鋼材、鉄鋼建材製品販売、普通倉庫業 |
| 消滅会社 | 三栄金属 | 一般鋼材、鉄鋼建材製品販売 |
| 消滅会社 | ダイサン物流 | 貨物の運搬・保管並びに荷役 |
合併後の取扱量は年間約24万トン、売上高は約300億円規模になる見通し。
堺市に次世代型新倉庫、28年4月稼働へ
合併にあわせ、大阪府堺市に新倉庫「HSDスチールセンター(仮称)」を建設する。敷地面積1万坪、建屋面積6千坪で、保管能力は5万トン。在庫品種はH形鋼、一般形鋼、平・角鋼、軽量形鋼、丸鋼、軌条、デッキプレート、縞板で、2028年4月の稼働を予定する。
統合の狙い
阪和興業グループは西日本エリアの鉄鋼事業(条鋼流通機能)で、調達力と収益力、資本効率の向上を進めており、今回の合併はその一環。阪和三栄ダイサンは、在庫・加工の中核拠点から各地のグループ会社・取引先との協業で物流を効率化する「HUB&SPOKE戦略」の中核拠点と位置づけられる。新倉庫で即納・小口機能を強化し、関西エリアのサプライチェーンの効率化を進めるとしている。



