ホームセンター大手のカインズが、木造住宅用の建築副資材を扱う専門商社ソニテックの全株式を取得する。株式譲渡契約は9月18日付で、10月6日に公表した。関係当局の手続きを経て、10月19日に株式を譲り受ける予定。

カインズの発表

項目 内容
買い手 カインズ
売り手 NMC四号投資事業有限責任組合(日本みらいキャピタルが投資サポート業務を提供)
対象 ソニテックの全株式
契約締結 2026年9月18日
株式譲渡の実行 2026年10月19日(予定)
取得価額 公表なし

ソニテックは1967年7月創業で、本社は東京都中央区日本橋本町。資本金は6,640万円、従業員は266名(2026年3月時点、パート・派遣を含む)。東北から九州まで営業所と配送センターを置く。ハウスメーカーやビルダー向けに、住宅図面をもとにした積算代行、複数メーカー商品の取りまとめ、邸別・工程別の配送管理を一貫して手がける。

背景

カインズは、建築現場で職人や施工管理の人手が足りず、資材の手配・納品・配送管理が現場の負担になっていると説明する。ソニテックの調達・積算・受発注・物流の強みを取り込み、建築プロ向けの資材調達・供給の機能を広げる。新築からリフォームまで、施工現場を支える独自のサプライチェーンをつくる狙いだ。

ソニテックは2023年にLIXILが日本みらいキャピタル系の投資組合へ全株式を譲渡する契約を結んでおり、今回は投資組合から事業会社への譲渡になる。

取引先への影響

発表は、株式取得後もソニテックの専門性と、顧客・取引先との信頼関係を尊重する方針を示す。カインズのデジタル活用のノウハウや商品も取り入れて事業運営を高度化するとしている。社名・ブランド、経営体制、仕入先や販売先の取引条件の扱いは発表に書かれておらず、ソニテックから副資材を仕入れる工務店・ビルダーにとっては、窓口や取扱商品が当面どうなるかが今後の確認事項になる。

確認先: ソニテックの全株式取得に関する株式譲渡契約を締結(カインズ)